- 書籍名:「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
- 著者名:武田友紀
- 出版社:飛鳥新社
- 出版年月:2018年8月
- ジャンル:自己啓発
- ページ数:238ページ
自分はストレスに弱くて社会で上手くやっていけるか不安だ。
たくさん気づきすぎてすぐに疲れてしまう。
そんな悩みを持つ「繊細さん」はきっとこの一冊で変われます!自分をコントロールするのは自分だけです!
自分と向き合い、自分のしたいに耳を傾ける生活を始めていきましょう!!
この本を読んだきっかけ
きっかけはもちろん、私自身超がつくほどの繊細さんだからです!
書店徘徊中にこのタイトルを見た瞬間に「まさに自分のための本だ!!」と思いました。
さらには、購入当時WEB制作としてフリーランスへの道を目指しており、そのきっかけが自分の繊細さによる仕事へのストレスだったこともあり即決でした!
あらすじ
HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれる「繊細な気質」を持つ人々が、日常生活の中で抱える悩みや生きづらさに焦点を当てた一冊。
書籍を通して、自分の繊細さを肯定しうまく付き合いながら、より快適な生活を送るための具体的な方法や考え方を提案している。
著者自身が「繊細さん」かつHSP専門カウンセラーであり、その実体験や相談内容をもとに「繊細さん」の特徴や不安に感じている点などをおさえつつ改善方法を紹介。
作品のテーマや魅力
「繊細さ」の理解と受容
自分の「繊細さ」を理解し、それを否定するのではなく受け入れることで、HSPの特徴を知ることで、「自分は変わっているのではないか」という悩みから解放されます。
日常のストレスからの解放
自分の特性に合った方法でストレスを減らし、穏やかに生きるための具体的な工夫が提案されています。例えば、苦手な状況を避ける技術や、環境づくりのアイデアなどが書かれています。
具体的で実践しやすいアドバイス
単なる理論だけではなく、生活の中で実際に役立つアドバイスとして教えてくれています。「自分を守るための境界線の引き方」や「人間関係のストレスを減らす方法」など、すぐに取り入れられる内容が魅力です。
印象に残ったポイント
読者に寄り添う優しい言葉
内容や言葉選びがとても優しく、「繊細さん」である読者(私個人)にしっかりと寄り添ってくれている。その上で解決までしようと考えてくれている。そんな感情で読み進められる程読者に寄り添った優しい言葉でまとめられていました!
細かい配慮
著者本人が「繊細さん」ということもあり、要所要所での内容に細かい配慮を感じました。
冒頭部分ではHSPについて知っているという方はここは読み飛ばしてください。などの配慮文が添えてあり、その時点ですでに「読み始めてすぐにこの本を落とし込みながら読みたい」「絶対に自分にとってプラスになる」と直感しました。
伝えるべきことははっきりと
全体的に優しい言葉でまとめられている一方、「繊細さん」にとってマイナスになる考え方や行動に対してははっきりと否定してくれています。 それらの言葉にも、背景となる実体験や相談者のストーリーが描かれており、どれも「自分の気持ちを優先していい」などの本人を思う気持ちが伝わってきました。
おわりに
私のような「繊細さん」はもちろん、「繊細さん」と関わっていく方にもぜひ読んで理解してもらえると関係がうまくいくような内容が詰まっています!
私自身読んだだけでこの本に救われた気持ちになりました!
ここからは実践編です。自分のやりたいを重視する生活に今はワクワクしています!
繊細さは、大切な才能です!
『「繊細さん」の本』で、自分をもっと好きになり、一緒にその才能を味わっていきましょう!
【ネタバレあり】推しシーン
背中の羽が痛い
「繊細さん」と「非・繊細さん」では、同じことに対してでもどうしても感じる内容や考え方が変わってしまいます。
私自身これまでは「なんでわかってもらえないんだろう」「どうして、、、」といった思いが強くありました。
しかし、これは
羽のない人に「背中の羽が痛い」と訴えているようなもの
のような表現があり、心から腑に落ちました。
流石にこんなことを言われたところで共感してもらえませんよね😅
これらの繊細な感受性は「繊細さん」特有なものであることが多いので、理解してもらおうとするのではなく言葉で伝えるというのが重要と気付くことができました!
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